今日は、中国芸能関係者に人気のあるゲームを紹介しようかと思います
中国での撮影、もしくは舞台の稽古・・・それは待ち時間との戦いでもあります。日本でこういう場面に出くわす場合、何してたかなぁと考えたのですが、やっぱり大人しく本を読んだり音楽を聴いたり?してたと思います。あまりワイワイ騒いでいた記憶がない・・・
でも、ここではあまり一人で静かに本を読むなんて事はしないようになりました、と言うのも待ち時間は他のキャストと話ができる絶好のチャンスだからです。
外国人という事で、ちょっと距離を置かれる事が度々ですが、ゲームでもやろうよ〜とくれば、その後は大体皆と仲良しになれるのです。
トランプは必ず誰かが持ってる、不思議アイテム。
これさえあれば、何時間でも待てる
でも私は数あるトランプゲームは未だに覚えきれないので、今回は別のゲームを紹介します。
日本でもあるのかもしれないけれど、その名も「殺人ゲーム
」名前は怖いですが、かなり面白い
大人数でやるのが楽しい。
まず、殺人犯と警察と裁判官を決める為に、人数分の紙にそれらが分かるマークを書いて一人ずつに配る。
全員がこっそり紙を見て、自分が何をやるのか確認する。何も書かれてない人たちは一般人です。
裁判官になった人がその回の司会進行を担当します。以下裁判官の台詞。
「日が暮れました〜、夜がやって来ました〜、おっそろしい殺人犯がやってきました〜。全員目をつぶって!(最後の一言だけが大事、それより前の台詞は雰囲気を盛り上げるためです
)」
(全員目をつぶる)
「犯人は目を開けて」(犯人のマークを掴んだ人だけが目を開ける)
「犯人、殺人決行」(犯人は他の人に気付かれないようにこっそり一人を指差す、もしくは視線を向けるだけでもいい。目をつぶっている人は物音とか裁判官の声の方向とかをしっかり聞いておく)
「犯人、目を閉じて〜」
「警察官、目を開けて〜」(警察官、目を開ける)
「警察官、容疑者を見つけて〜」(警察官、疑わしい人を選ぶ。裁判官はもし指を指された人が犯人なら首を縦に、違うなら横に振る)
「警察官、目を閉じて〜」
「朝がやってきました〜、全員目を開けて〜」(全員目を開ける)
「残念な事に○○さん、あなたは闇に葬られました」(犯人が選んだ人を皆に言う、その人は以後ゲーム参加の資格なし
)
「誰が犯人だと思いますか?」(選ばれた人に聞く、選ばれた人は皆の表情から犯人らしい人を選ぶ)
「△△さん、あなたが容疑者になりました。何か言いたい事は?」
△△は自分が犯人ではない事を皆に訴える。同時に誰が疑わしいかを言う。
全員に誰が容疑者だと思うか聞く。
ルール:警察官が殺害されたら犯人の勝ち→警察官は犯人に自分の身分を知られては損
皆から疑わしいと言われた人たちを数人決めたら、一人一票で投票。
投票の結果、票数が一番多い人はゲームに参加できなくなる。
ルール:犯人が発見されるまで、これを続ける(全員目を閉じる、殺人決行→警察官の探り)→もしも最後まで発見されなかったら犯人の勝ち→だから皆、自分がいかに犯人ではないか、そして自分が選んだ容疑者がどうして疑わしいのかを皆に訴える
それを参考にして投票する。犯人は皆の意見を聞きながら、誰が警察官かを探る。
警察官は、もしも自分が犯人にされそうになったら捨て身の攻撃をすることができる→「自分は警察官です、▲さんと▽さんを調べたけど犯人じゃなかった、だから、犯人はそれ以外の誰かです!」といった具合。でも、その回の投票で警察官を誰も信じなかったら、次に殺されるのは自分です・・・
警察官は犯人を発見したら、自分が警察官ではない事を信じさせながら、犯人が誰かという事を皆に知ってもらわなければならない。
犯人は、警察官が誰かを調べ続けなければならない。
というゲームです。大勢でやる時は警察官2人、犯人2人にしても面白いです。犯人は二人で相談して一人選びます。
稽古の前に、撮影の合間に、とにかく大人数でやる事が多いです。北京ではこれが徐々に広まり、このゲームを専門にやる会員制のクラブまであるそうです。数十人で遊ぶんだとか・・・すごいですね
忘年会などで、是非皆さんも遊んでみてください