東北から戻ってきました。北京が異常に暖かく感じられたのでびっくりしました。
寒くないじゃん、北京
とは言え、春に吹き荒れる強風を思い起こさせる風が吹いてました。東北の空港では雪が降っていたので飛行機が遅れるのではないかと心配していましたが、予定通り到着し一安心でした。
東北旅行では、私が最初に北京に来た時に大きな衝撃を受けた事を思い出させる事がありました。
簡単に言えば「俺は(私は)日本人がだいっきらいだ!」と、直接言われたという事なんですが・・・
私が初めて北京に来た時同じような経験があり、すごく落ち込んだ事がありました。生まれて初めて自分の目の前にいる人から「大嫌い!」と言われた日でした。自分を否定された気がしました。
当時、正直に言って日本と中国の歴史の溝を深く知らなかったので、なぜそこまで嫌いと言い切れるのか分かりませんでした・・・。
それから数年、今北京ではそういう事を直接言う中国の方と会う事は滅多にありません。でも東北は未だにそうなんだなと感じました。
この数年、自分が日本人だと言った時の相手の反応を見るのが怖くなり日本人だと言えなかったり、嫌いだと言われて大泣きしたり、逆にすごく腹が立ったりと、本当に色んな体験をしました。
今でも歴史や政治の事を深く話せと言われると、話す自信がないのも事実です。でもお互いの国の教育や政治的な方針が違う事を知って下さいという事と、親も国籍も選べないし、今目の前にいる相手がどういう人間かを理解するのに親や国籍は関係ある?って聞けるようになりました。(と言っても冗談交じりに言ったりする程度ですが・・・)
海外に住むと、日本を背負っているなぁと感じるって人、かなり多いと思います。同様に、日本に住んでいる外国の方もそれぞれの国を背負ってると感じていらっしゃるはず。政治家の先生が色々言っても、それはテレビの中のことだけど、私たちは目の前でその国の人に私たちの性格や癖、考え方を知られる事になります。私は私を通して日本を知ってもらいたい、中国を身近に感じてもらいたいと思うんですが、かなり大きすぎる願いだったのかなぁと思ってしまいます。
でも、ちょっとずつ、ですね。
ちょっとずつ変わっていけばいい。
次の仕事は、大陸の人、台湾の人、そして私という組み合わせなんです。打ち合わせでも色んな話が飛び出します。これをいい機会に色んな角度の意見を知ろうと思います。ガンバロ。皆もガンバレ。