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いい過ごし方。

色々あるけど、心が温められている事をきちんと感じられるようになってきたなぁと
思えたので嬉しかった一日でした。

めげてしまったり、もういいやーと自暴自棄になってみようと思ったり、そして
そんなのはもうかっこ悪いからやめとこーや、と自己暗示を試みる自分がいたり。。。
一年の間にはそんな事がいくつもいくつもあり、そういうことがある度に私は
手帳やメモ帳にその時の感情をぶつけるのが日常になっているので、
普段は恥ずかしくって必要なところ以外は開かない手帳を、パラッとめくって見たら、
実は私は色んなところで救われているなぁと感じました。
そしたら今日はクリスマスだったなぁと思い出し、こりゃすごいぞ、と思った次第。

クリスマスっていうと、今まではどこかに繰り出さないといけない日!って
決め付けてたけど、そんな事しなくてもゆったりと過ごして、じんわりと楽しめる
一日だと気づいた事が、まず嬉しかった。
今までは、イベントの日にイベントなしなんて、364日分無駄にしたような気すらしてた
んだけど。

今、お友達のワンコが病気になり、うちで預かってるんだけど、この子が実に
やさしい目をしている事に気づいた事も嬉しかった。小さな体で頑張って生きている
子がいて、私たちがいないと駄目なのに、この子の前で弱気になったら駄目だろうと
思えた。sovaからも同じ事を思わされたのに、ちょっと忘れてたな。

そして、色んな事が起こって、それは全て自分が選んできた道だけど、たまに
後悔しそうになった時、たまたまお母さんから電話がかかってきたりするから、
親ってすごいと思った。
それに方言ってやっぱりいい。
妹が炸裂させる、やたら勢いのある博多弁になごんじゃう。そしてこれが中国の
人たちに通じればいいのになぁと思っちゃう。うちの父親がやらかしちゃうヘンテコ
な事を博多弁で言うもんだから、お腹がよじれちゃう。

同じような夢を持って、東京で頑張っている友人からのメールに励まされ、きっと
日本一大変な劇団にいるはずの彼女が、昔のまま大声で笑っている表情が想像できて
嬉しかった。その彼女に“美人なんだからさー、500mlのジュース一気飲みするの
やめなさいよ!”って笑いながら言ってるもう一人の友人の困ったような顔も
思い出した。この友人、二言目には“あんたら顔の作りが派手だし、背は高いし、
トイレで鏡の前に三人で立つと、映る私のサイズが間違ってるのかと思うわ〜”って、
私たちの事言ってたっけ・・・。そして気の優しいもう一人の友人。いっつも
横でニコニコとして。可愛かった。

愚痴メールを送りつけても、いっつも冷静に返事を返してくれて、その度に
“またやってしまった・・・”と思わされるんだけど、また同じような事があると
同じようなメールを送っちゃう上海の友だち。ペコとスマイルのスマイル。
この人がいないと私は駄目だと思わされる人に会わせてもらった。

こっちに来て知り合いになった色んな、色んな人達が、メールくれてた。
体調が悪いんだよーって言うと、ちゃんと食べなさい!今度またランチ行こう!
って誘ってくれたり。
福岡にいる友人が、アメリカにいる旦那さんに会えずに寂しいって言う言葉の
重みがふと分かるような気がしたり。

今年一年は、あっという間に過ぎた。去年のクリスマスは何やってたのかなぁと
思い出せない位、今年は大きな出来事が多々あったもんで、この数日をなぜか
普通に過ごした今年は、いい感じだ。

きっと明日からは年越しモードの日本。
そしてそういう雰囲気が感覚的に遠くなってきた私。

でも、離れてるだけ違う事感じられるなぁって思えた。
来年はいい事だらけであって欲しい!って思わなくてもいいかな。。。





だって寒いっちゃもん

ちょっとずつ舞台の準備をしております。
今はポスターの構成を練ってるとこ。
仲間たちの意見としては、北京の演劇関係のポスターはダサイ!
この一言。
やっぱり皆思ってたんだね〜・・・。
それでヨーロッパ各国、ロシアなどの演劇公演ポスターを調べてみると、
素晴らしいじゃないですか!!
《かもめ》のポスター、ロシアのポスターだったけど本当に素敵で、
それを見たマスター・C.W.が、これではいかん!と、やらにゃーいかん!と
言い出し、自分達もかっこいいポスター作ろうと新たに決意しなおしました。

cold tower

しかし北京は寒いんです。
この間なんて、マイナス20度になったらしいぞと聞きました。
でも、最近じゃ気温を聞いて初めてそんなに寒いのかと驚くようになった位、体が慣れてきた可能性もある
ようです。

冬になると必ず一瞬悩むのが、“秋褲”と呼ばれるズボンの下に履くものを
今年は履くかどうか。
いわゆる、モモヒキ?
やっぱり慣れないもんで、北京では履かない。
東北とかに行く時は、それだけでは足らず、“毛褲”と呼ばれる毛糸で編んだ
物を履かないといけない。

今までは、真剣に悩む位寒さを感じてたけど、今年はどうやら体が寒さになれて
来たようで、要らないなぁと思う今日この頃。

福岡にいる頃には想像もしなかったけど、寒い地方では大事な防寒具なのです。

舞台を運ぶ

北京人民芸術劇院大劇場で、次に行われるお芝居のための搬入をやっていた、友人のマスター・C.W.をとらえてきました。
このお芝居は再演物です。舞台装置、大道具などを運び込み、照明を設置している人々の指揮をとっていたのが、マスターです。先日東京で行われた《雷雨》の公演にもスタッフとして参加していた彼ですが、帰国後はすごく日本が気に入ったと大喜びで、周りの友人にも熱く日本をアピールしてくれました。。。

CW

さて。最近の私はなんとお芝居上演に向けて動いています。演じる側ではなく、あくまでお手伝いの形なんですが、もしかしたらダンスの動きなどを取り入れるので、その辺では演出もさせてもらえるかも知れません。何はともあれ、中国人のお芝居作りに参加できるのでとても楽しみです。
北京の気温はついにマイナスとなりました。
寒いよ、ほんとーに。
でも、寒いのもいいかって思います。
あと1ヶ月で今年も終わるし、ラストスパートだ〜。
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