最近ブログの更新を怠っておりました
色んな方からのメールで、こりゃいかんと思い慌てて更新。
この間もちらっと書きましたが、舞台やるんですよ。6月です。
日本語では《女中たち》、中国語では《女僕》、英語だと《the maids》、
そしてフランス語だと《Les Bonnes》
色々調べてるんです、今。準備段階。
地道な事もやるんです。あはは
それから、この間から2本のお芝居を2度ずつ見る機会に恵まれまして。。。
一つは《活着還是死去》というお芝居。話の舞台は火葬場です。元々《火葬場》
というタイトルだったのですが、こちらに変更になったようです。
演出は林兆華さん。こちらでは
大導と呼ばれている方。作家は過士行先生。私はどちらの方にもお世話になった事がありまして。。。
初日に一人で見せて頂いた後、数日後に話劇人社の理事長と事務局長のお供をさせて頂き二度目の観劇となりました。
過士行先生の作品は言葉遊びの部分が面白いなぁと思います。
演出の方では、巨大な花輪の花がいくつも舞台にかけられていて、そこに同じく
巨大な遺影が降りてくるという演出が恐ろしく面白かった。
色々思う事はあるのだけど、あまり書くと長くなるのでやめとこーっと。
もう一つは、北京人芸の《我愛桃花》。
こちらは再演物でした。とても良かった
こういう仕事をさせて頂く様になってからというもの、子供の時見た宝塚のレビューに何が良いとも分からず引き込まれるという様な事がなくなってしまって、ストーリーやら俳優さんの演技、音響、照明、お客さんのお芝居に対する姿勢やら反応やらにまで・・・たまに気が散ってるだけではないのか?と自問する事すらあるのですが、この作品は引き込まれました。
劇中劇と現実が交差し、劇中劇の中で現実を昇華させようとする男女の恋物語。
古語と現代語(若い人達が使う言葉)の使い分けも面白かった。
これが日本語になったらどうなるんだろう、なんて事も後から考えました。きっと美しいはず。だって日本語ほど簡単に立場や人間関係を表せる言語ってないと思うから。
そういえば、以前。
チェーホフの短編を学校でやっていた時の事。
3人のキャスト。一人は召使なので明らかに地位が低いと分かる設定。
それ以外の二人は男女。一人は未亡人、そしてなくなった旦那さんにお金を貸して
いたという男性。
この二人の男女は立場的にどっちが上なのだろうと、中国語の台本を読みながら
悩んだ事がありました。
気にしなくていいって言われればそれまでだけど、気になってしまったので
教授に聞いてみたところ、教授も考えた事がなかったと・・・。
日本語なら分かったかも知れないなぁと思いました。
懐かしい思い出の一つです。
おぅ。
話がそれてる。
まぁ、いいか。
久々に書いたんで。
んじゃ。
今年は春節前に春分が来たんで寒くないのだと教えてもらいました。
確かに吹く風が温かい。桃の花が咲くのもきっともうすぐだね
。