北京はよく大雨が降ります。
不思議な夏です。
高行健さんの’翻訳を語る’を読んだ。
彼は私のヒーローの一人。なぜかというと、私がやるべきだろうとうすうす感じている事をやってのけている人だから。
うすうすと感じる事、ってのが私はよくあって。。。
予感というのかも知れないけど、うすうす感じる事は大抵自分の中で拒絶している事。
気づいていても、気づいてない振りをしちゃっている事。
そして別の事をやっている間もたまにうすうす思い出させられる。
アヌイの<ひばり>を読んだ。
ジャンヌの行動、心理変化ってのが、さっきの’うすうす気づいている’私とちょっと
似てて、かなり感情移入。。。
やるべき事をやっている人ってのは、勝手に何かに突き動かされていると思う。
ジャンヌもそうなのだと思う。
じゃあ、私は?
私の場合、突き動かされる事より、いつの間にかやっている事が多いような気がする。
特に最近・・・
決して望んでないんだけど・・ってどっかで思っている事が多いような・・・
でもどこかで分かってはいる。
やった方がいいんだ。
でもたまに疲れます。中国、強い女性多すぎる。
あの人って、メス虎だよねー。と言われてる人が多い気が・・・
日本人としては、あまり野性的なのはどうかと思うけど、この地でやっていく
には、虎でも獅子でもなるべきなのでしょうか・・・。男女を問わず・・・。
でもね、最近思うんです。
私は高潔でありたいなーと。同じ猛獣なら獅子かなー、孤高の獅子でもいいから
自分のスピリットを失わないでいたい。獅子座生まれだし
ここでは、何が正しいのか、間違っているのか分からなくなってしまうけど、最近、観察者の目を持つ事を教えてもらった。話劇人社の秘書長からのメールで、本当に救われた。別の環境で生きていく事って、時として耐え難い苦痛に襲われる、でもその中で「生き直す」事が必要、どんな環境であってもそれに流されず、距離を自覚的に見つめる事。こんな内容のアドバイスだった。
私は、ずっと外国人ですって言ってられない状況に身をおいているので、道行く観光客が面白がって写真に撮る事も、私はいつの間にか面白いとも思わなくなっていて。そしたらいつの間にか価値観がずれてきちゃってたようで、物事の判断力すらなくなって。
良いのか、悪いのか、私は傷つけられているのか、それともこの位耐えるべきなのか、
全然分からなくなっていました。
何やってたんだろう、私は。
でもお陰でちょっと立ち直り、苦痛の波の対処方法が分かり始めました。
それに、最近80年代以降生まれの友達が増え、そしたら彼らとの共通点が多い事に
気づいて。
世代が変わると考え方もこんなに変わるんだーと驚くと共に、私の価値観を理解して
くれる人達が現れた事に感謝しています。
彼らはすごく悩んでいる。そしてその悩みが私たちと近い気がする。
そして彼らは日本人に抵抗がないし(苦笑)
日本アニメのお陰でしょうか。。。
エコバッグ、北京大学製!!かっこよくない??
ドラマの仕事で3日ほど広州に行ってました。
1920年代の日本らしいです。文字読めるかな、微妙に面白い。
’くさら食堂’っていう暖簾がかかっている門とかあって。。。
きっと’さくら食堂’だろうなーなんて思いながら・・・