《ハムレット》を正式に見てきました。
今年、北京は5つのハムレットが上演されると聞いていました。イギリス版、この北京人芸&劇団四季版、あとは林兆華演出家版・・・他は・・・ちょっと今すぐ思い出せないのでまた今度・・・
昨日の夜から風邪で喉が痛くって。。。
普段は薬は極力飲まないようにしてるのだけど、飲んでみたらぼんやりしてる気がする。。。
俳優の馮遠征さんと奥様で同じく俳優の梁丹「女尼」さん、あとは任鳴副院長も一緒に
見る《ハムレット》・・・終わってから鬼街で食事。
一時暖かさが戻ったと油断してたらここ数日でまた寒くなったので、これで風邪を
引いたんだろうけど、羊のしゃぶしゃぶを食べた直後は何故か体中が熱くなる。
さっすが、寒い時期にこれを食べるのには訳がある!って思うね。
食事中、皆さんエネルギッシュに観劇後の感想を語り合う。
私は、とりあえず一人聞き役。
任鳴副院長、すごいなぁと思ったのは、役者一人一人が上達しているかどうか
ちゃんと確認していた事。劇団を引退し、もう普段はあまり舞台に立つことのない
俳優さんの声がすごく通っていて、昔は皆あれ位が当たり前だと思っていたと
話してくれた。今度はその俳優さんを呼び戻そうと、そこで話が決まっていくのも
びっくり。
任鳴副院長は、すごく俳優の事を考える演出家なのだとも気づきました。
外でやる芝居に、映画やドラマで有名になった俳優を主役として招くのは構わない
けど、北京人芸の芝居は、人手不足でも力量不足でも自分の劇団の俳優を使う、
って言い張ってた姿に感動しました。
この稽古中、スバルッチも演出家として俳優の愚痴を聞き、機嫌を損ねたらなだめて、
褒めて、他から庇って、と色々苦労していたのを見ていて、私はそこまでする必要はあるのか?!と内心イライラした事もあったけど、でも私自身の器が小さかったのだなぁと
反省しました。
日本じゃ考えられないだろうけど、これが中国演劇界なのでしょう。
もっと大きな人間になれるよう頑張る!